こんにちは、くりおです!
突然ですがあなたは、レザークラフトをご存じですか?
僕は普段Mac Book Airを持ち歩くことがあります。
でも、大事なPCを持ち歩くと傷をつけたりするのが不安…。
そこでPCケースを探してみたのですが、どれもデザイン的にしっくりこない。
それなら自分で好きなPCケースを作ってみよう!
ということで、レザークラフトにチャレンジすることに!
だけどなるべく手間はかけたくないため、細かい部分は気にせず楽しむことを重視して制作してみました。
完成したのがこちら!!
今回は日本を代表するほどのズボラでめんどくさがりな僕が、簡単な手縫いのPCケースを作ってみたのでご紹介します。
この記事を読んで少しでも多くの方に、「あれ、レザークラフトって意外とテキトーにやっても上手くいくんだ!」と思っていただけたら幸いです。
それではいってみましょう!
準備するもの
まずは必要な物からご紹介します。
・自分の気に入った革(今回僕が使用した革はピアノレザー厚さ1.3ミリ)
・工具一式
工程1 必要なサイズを測る
まずは必要な革のサイズを測ります。
今回のPCケースの場合は、大体本体の縦横サイズ+2cmくらいかな?
革なので、最終的に伸びます。
そのため正直ここは雑でもOK!
僕は巻尺で測ったので、めちゃくちゃやりにくかったです。
30cm以上の定規があるとやりやすいかも。
測ってカットする箇所には革の裏にボールペンなどで目印をつけたら次へ。
工程2 革の切り出し
次に革の切り出しです。
切り出しには”別たち”という道具を使用します。
断面がまっすぐ降りるように慎重に歯を入れていきます。
切るときは常に定規を当てながら切っていきました。
また、僕のPCケースの場合は角が丸いデザインにしたかったので、どうしたかというと、このビニールテープを使いました。
これが経としては丁度良かったんですよね。
丸い物であればなんでも代用が効くので、家にあるもので試してみてください。
カットの際は、革を切りすぎないように慎重に。
工程3 床(トコ)の処理
続いて床(トコ)の処理です。
やることは簡単、革の裏面にこちらのトコノールを塗りたくるだけ。
童心に帰って無心に塗り続けます。
ムラがあっても気にしない。
とにかくまんべんなく塗り広げます。
塗り終わったら、表面が乾くまで待ちます。
工程4 サイビノールで貼り付け
乾いたら今度は革を二つ折りにし、端っこをサイビノールでくっつけます。
このとき、サイビノールを塗る部分だけやすりで削っておくと、接着力が増します。
ちなみに端っこが多少ズレても、あとで調整するのであまり気にしない。
二つ折りにしたら、これまたサイビノールが乾くまで待ちます。
工程5 側面処理その1
サイビノールが乾いたら、側面の処理をしていきます。
革を貼り合わせた時点で、ある程度端っこがズレていたりすると思います。
そこをやすりで削り、綺麗な端っこに整えていきます。
時々全体のバランスを見つつ、ひたすら削っていきます。
削りすぎると取り返しがつかないので、そこだけは注意!
工程6 穴あけ
端っこを整えたら、次は縫い糸を通す穴を開けていきます。
まずは縫っていくラインに目印の線を引きます。
そして、ヒシ目打を利用し、まずは手でライン上に押さえつけ、”あと”をつけていきます。
このとき、ヒシ目打は穴ひとつ分掛けながらすすめていくのがポイントです。
ひととおり”あと”をつけたら、その上から穴を開けていきます。
台座を敷き、ヒシ目打をまっすぐ構えて、真上から木槌で叩きます。
これやるとき、結構うるさいので注意してください。
工程7 手縫い
続いて手縫いをしていきます。
縫い始める前に、しっかりと裏側まで穴が通っているか確認は大事。
縫い方については、こちらのサイトが非常に参考になるのでおすすめです(投げやり)。
工程8 側面処理その2
最後に側面を仕上げていきます。
正直レザークラフトはこの端っこ処理でクオリティが決まると言っても過言ではありません。
余った革にトコノールを塗って、ひたすら側面をこすっていきます。
完成
いかがでしょうかこの完成度。
世界にひとつだけ、自分だけのお気に入りが完成しました。
僕はシンプルなデザインが好きなため、これで完成としましたが、好みに応じでここから模様をつけたりしてみても良いですね。
また、革は経年変化を楽しめます。
伸びたりしてそのうちPCのサイズにも馴染んできますし、色合いも段々変わっていくのが楽しかったりします。
丈夫なので長い期間使用できるのも魅力ですよね。
まとめ
今回はレザークラフトでPCケースを作ってみたのでご紹介してきました。
いうまでもなく、正しい技術を身につけるためには、しっかりと基本を憶えることは大事です。
しかし、それをハードルに感じ、楽しいレザークラフトに触れる機会を失うのはもったいないと思い、今回は僕のようなズボラな人でもできるようかんたんに紹介してきました。
在宅中の趣味に、ぜひレザークラフトはいかがでしょうか。
革細工、結構ハマりますよ。
それでは!!