【あかちゃんの頭の形矯正】ヘルメット治療 通院レポート①~治療開始までの経緯~

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あなたは、医療用ヘルメットをかぶった赤ちゃんを見たことはありませんか?

医療用ヘルメットを着けたあかちゃん

息子のかき太は、生後3ヶ月から「ヘルメット治療」をしています!

これは頭蓋骨が柔らかいうちに、ヘルメットを使って頭の形を丸くする治療方法です!

この記事ではヘルメット治療を始めた理由と、始めるまでの流れをお話します!

この記事はこんな人におすすめ
  • あかちゃんの頭の形が心配
  • ヘルメット治療をするか迷っている
  • ヘルメットを受け取るまでの検査の流れが知りたい
ももこ

体験談としてお話ししていきます!

目次

きっかけ

赤ちゃんのもちもちの腕
ももこ

そういえば、いつも同じ方向を向いてるなあ

生まれたばかりのかき太は、右の側頭部を下にして寝ることが多い子でした。

意識して頭を触ってみると、右の側頭部が少し平らになっています。

枕やタオルで頭の向きを変えながら、以前SNSで目にしたヘルメットを着けた赤ちゃんのことを思い出していました。

【赤ちゃん 頭 ヘルメット】

このワードで検索してみると「ヘルメット治療」という治療方法が出てきました。

ももこ

そんな治療方法があるんだ

興味を持った私はアイメットという医療用ヘルメットを作っている、Japan Medical CompanyのHPを覗いてみることに。

すると提携病院の中に、生活圏内にある鹿児島市立病院の脳神経外科がありました!

(※アイメットの提携病院はこちらです!

「せっかく近くで受けられるなら、とりあえず必要かどうか診察だけしてもらおうかな。」と、専門家に診てもらうことにしました。

Japan Medical Companyに問い合わせると、かかりつけの小児科病院からの紹介状があった方が良いとのこと。

(※追加料金を払えば、紹介状は必要ないそうです!)

それならばと、かき太をかかりつけの小児科病院に連れて行きました。

小児科病院での反応

聴診器

さっそく小児科の先生に、頭の形を診てもらうと、

「もっと形が歪んでいる子なら紹介したことはありますが、このくらいだったら自然と治ると思いますよ」と、言われてしまいました。

でも小児科病院では紹介状が欲しいだけだったので、「専門家に診てもらってから、治療をどうするかを決めたい」という話をしました。

最終的には「歪みの治療の為の紹介」ではなく、「ご家族の意向による紹介」になってしまいました。

すこしモヤっとしましたが、紹介状はもらえたので良しとします!

提携病院でのCT検査

CT検査

小児科病院でもらった紹介状を手に、鹿児島市立病院の脳神経外科へ!

(※事前予約をしてから行きました。)

担当の先生と顔合わせをしてから、頭蓋骨の形を撮るためにCTの撮影へ。

いざ撮影!の段階で、CT撮影の担当の方から、

「年に数回程度であれば、放射線の悪影響は問題ないと思います」

そう言われてから、CT撮影には発がん性リスクのある放射線を使うことを思い出しました。

でもここで「放射線が心配なのでやめます」とも言えず…。

専門家が「大丈夫」だと言っているので、そのまま送り出しました。

担当医との面談

検査の結果、頭の変形は病的なものではないと言われました!

病的な変形の可能性もあったことはこのときに知ったので、すこしビックリしてしまいました。

そして撮ったCT画像と、重症度合いの図を見せてもらいました。

頭の歪みの資料
重症度合いの図

数字が大きくなるにつれて変形が酷く、かき太は重症度【2】に該当するようです。

担当の先生からのはなし

面談では、このような話をされました。

  • 重症度【2】以上になると、タオルや枕などを使っての完治は難しい
  • 月齢が進むにつれて頭蓋骨が固まってくるので、治療開始は早い方がいい
  • 自分でヘルメットを外せるようになる、1歳までに治療を終えた方がいい
  • 頭が歪んでいると、歯並びも悪くなることが多い
  • 保険適用外なので、費用は約45万円

一度帰宅してから、改めて夫婦で話し合って治療依頼の連絡をしました!

治療を始めた理由

赤ちゃんの柔らかい足

今回ヘルメット治療を始めることを決めたのは、次のような理由からです!

  • かき太の重症度レベルでは、自然治癒が難しい
  • 首の座り始めた、3~4ヶ月頃に始める子供が多い(診断当時、かき太は3ヶ月半)
  • 親である自分自身が頭の形をコンプレックスに感じていて、かき太に同じ思いをさせたくない
  • 頭の形が原因で歯並びが悪くなる可能性があるため、頭の形の矯正をして可能性を無くしたい
  • 提携病院が通院可能な範囲内にあった

治療を始めるにあたって、感じたこと

頭の形矯正治療用ヘルメット

ヘルメット治療を始めるにあたって、ふたつ感じたことがあります。

治療に対する、世間の関心の低さ

ひとつめは、ヘルメット治療に対する世間の関心の低さです。

わたし自身「タオルで向き癖を正してあげれば治るだろう」と思っていましたし、小児科病院でも「必要ないと思うけど」と言われました。

関心が低いというかヘルメット治療自体が、まだまだ知られていない部分もあるとは思います。

ヘルメット治療が選択肢のひとつになるように、もっと普及できないものかと感じました。

Japan Medical Companyによると、アメリカでは年間1万人以上の赤ちゃんがヘルメット治療を受けているそうです。

それに比べて日本では、2006年から2015年の10年間で2000人以上と、アメリカに比べるとだいぶ少ないのが分かります。

ヘルメット治療ができる病院は段々と増えているとのことなので、今後もっと普及していく可能性はありそうです。

(Japan Medical Companyの参考コラムはこちらです。

治療を受けるまでのハードルの高さ

ふたつめは、ヘルメット治療を受けるまでのハードルの高さです。

ハードルが高い原因はこの2点です。

  • 治療費が高額
  • 治療を行える病院が少ない
  • 「ヘルメットをかぶせて矯正するなんて可哀想」という周囲の目

このあたりもヘルメット治療の普及や、知名度の向上で解決に向かっていくのではないかと思っています。

伝えたいこと

ヘルメット治療中の赤ちゃん

子供の頭の形が心配なのであれば、検査だけでも受けてみませんか?

検査を受けて専門家と話すだけで、選択肢や今度の方向性が見えてきます!

このブログを読んだ方が、悔いのない選択をできますように。

※ヘルメット治療は決して安くない治療方法です。
実際に行うかどうかはご家族で充分に話し合い、納得した上で決めてください。

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